炭水化物について・・・炭水化物が含まれる食品、摂取量など
炭水化物は糖質と食物繊維に分類されます。食物繊維は吸収率が低くほとんどエネルギー源になりませんが、糖質は体内ですぐに吸収され、重要なエネルギー源として利用されます。
(食物繊維については別にページを設けていますので、こちらをご覧下さい。)
糖は全身の臓器でエネルギー源として利用されますが、特に脳では重要なエネルギー源として使用されています。
脳は他の臓器と異なり、糖分しかエネルギーとして使用する事ができません。脳は体全体の2%しか容積が無い臓器ですが、体内の18%の糖を消費します。
糖質は化学構造の違いから単糖類、少糖類、多糖類に分類されます。
これらは体の中で分解され、ブドウ糖となります。
体内に吸収されたブドウ糖は、一部はグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます。
このグリコーゲンはエネルギーが不足した時に分解され、利用されます。
残りのブドウ糖は、エネルギー源として使用されます。
このエネルギー源として使用される過程を「解糖系」というのですが、この過程では様々な栄養素が必要です。
その代表例がビタミンB1です。
ビタミンB1は体内でブドウ糖がエネルギーに変わる際に重要な働きをしています。
ですから、ビタミンB1が不足すると疲れを感じてしまいます。
ビタミンB1は豚肉や胚芽に多く含まれていますので、これらの栄養素を取ることで疲労が軽減します。
炭水化物が含まれる食品は、主食となるご飯やパン、麺類、芋類、砂糖、果物、菓子類などです。しかし、糖質を取り過ぎると栄養過多になり、肥満傾向になります。
肥満は脂質異常症、高血圧、糖尿病など成人病の原因となりますので注意が必要です。
炭水化物の摂取量は摂取エネルギー中50%以上70%未満が適切であると言われています。
炭水化物や食物繊維についてもっと詳しく知りたい方へ・・・
炭水化物についてもっと詳しくお知りになりたい方のために、さらに詳しく解説したコンテンツをご用意しています。
食物繊維やグリコーゲンなどについても解説させて頂いておりますので、ぜひご参考になさって下さい。
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