かぶ(カブ)の栄養・栄養素
かぶは根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜に分類されます。
含まれる栄養成分も根と葉で全く異なります。
根の約94%は水分で、ビタミンCや消化酵素のアミラーゼを含みます。
葉はβ―カロテンやビタミンC、鉄、カルシウムなど栄養素が豊富です。
根も葉も色々な料理に使え、根はあくが少ないので下ゆでする必要もありません。
ちなみに、春の七草のひとつ「すずな」はかぶの葉のことです。
旬:3~5月、10月~12月
品種:赤かぶ、サラダかぶなど
選ぶポイント:葉がみずみずしく新鮮。根は丸く白く、硬くしまっているもの。
保存方法:根と葉に分けて別々にポリ袋に入れ冷蔵庫へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素(根/葉) 100g当たり
カリウム:280mg/330mg
カルシウム:24mg/250mg
ビタミンA(β―カロテン):0μg/2800μg
ビタミンC:19mg/82mg
カロリー 20kcal/100g
栄養と健康効果
淡色野菜である根は、ビタミンCや、消化酵素のジアスターゼを含みます。
ジアスターゼは胸やけや食べすぎの不快感をとり、整腸作用があるといわれています。
緑黄色野菜である葉は、β―カロテン、ビタミンC、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維などを含みます。高血圧を予防したり、貧血改善の効果も期待できます。
また、根と葉に含まれる辛味成分グルコシアネートには、血栓予防や解毒作用などもあるとされ、ガン予防効果も期待されています。
ガン予防・便秘解消などにおすすめです。
その他
葉に含まれるβ―カロテンは脂溶性ビタミンなので、油炒めなどにすると摂取効率があがります。
根は煮崩れしやすく、種類や季節により火の通りが違うので加熱しすぎないようにしましょう。
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