しそ、赤じその栄養・栄養素
青じそは、薬味やさしみのつまとして利用されるのが一般的です。
しその香りは、しそ油という精油成分で、強い防腐作用があり、食中毒を防ぐ効果も期待できます。
添え物にするにはもったいないほど栄養豊富で、特にβ―カロテン、ビタミンB2、カルシウムの量は野菜の中でもトップクラスです。
梅干しの色付け用として使う赤じそも、カロテンの量が少ないだけで、他の栄養成分は青じそとかわりません。
薬味としてだけでなく、炒めものなどにも積極的に使用したい野菜です。
旬:赤じそ6~8月、青じそ7~10月
種類:穂じそ、しその実
選ぶポイント:緑が濃くみずみずしいもの。
保存方法:湿ったペーパーで包みポリ袋にいれ冷蔵庫へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
鉄:1.7mg
ビタミンA(β―カロテン):11000μg
ビタミンB1:0.13mg
ビタミンB2:0.34mg
ビタミンC:26mg
カロリー 37kcal/100g
栄養と健康効果
しその香りであるしそ油という精油成分は、α―リノレン酸という必須脂肪酸が含まれ、がんやアレルギーの予防に良いとされ、動脈硬化を防ぐ働きに優れています。
また香り成分のペリルアルデヒドには高い抗酸化作用と強い防腐作用があり、食中毒防止にも役立つといわれています。
野菜の中でもトップクラスの含有量であるβ―カロテンは、皮膚や粘膜の健康を保ち、風邪やガン予防に効果が期待できます。
最近注目を集めている赤じその葉に多く含まれるロズマリン酸は、ポリフェノールの一種でアレルギー症状を緩和する効果があるといわれています。
ガン予防・風邪予防・食中毒予防などにおすすめです。
その他
青じそを使用するときは、手の上でパンと叩いてからしごくと、香りがより高くなります。
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