野菜の栄養・栄養素|モロヘイヤ

体によい食べ物

モロヘイヤの栄養・栄養素

モロヘイヤは古代エジプト王の難病を治したという伝説が残る生命力の強い野菜で、アラビア語で「王様の野菜」を意味します。
ずば抜けた栄養価をもつ緑黄色野菜で、日本でも1980年代に入ってから栽培がはじまりました。

β―カロテン、カルシウム、カリウム、食物繊維の含有量もトップクラスです。
刻むと粘りがでますが、そのもとは水溶性食物繊維とタンパク質などが結合したムチン質の一種です。ムチンにはコレステロールを下げる作用もあります。

旬:7~9月
選ぶポイント:緑が濃くピンとしている。茎がかたく切り口が変色していないもの。
保存方法:湿らせたペーパーにくるみポリ袋で野菜室へ。古くなると葉がかたくなる。

主な栄養素とカロリー

主な栄養素 100g当たり
カルシウム:260mg
鉄:1.0mg
ビタミンA(β―カロテン):10000μg
ビタミンB1:0.18mg
ビタミンB2:0.42mg
ビタミンC:65mg
食物繊維:5.9g

カロリー 38kcal/100g

栄養と健康効果

にんじんをもしのぐ含有量を誇るβ―カロテンは、粘膜の健康を保ち、風邪などの予防にも効果的です。
血圧を安定させるカリウム、歯や骨を丈夫にするカルシウム、貧血予防になるも野菜の中では上位を占めています。

また、記憶力やスタミナを保つビタミンB1、動脈硬化予防にもなるビタミンB2、ガン予防風邪予防などに役立ちビタミンCも含まれています。

ぬめり成分のムチンには、胃腸や目などの粘膜を保護し、肝機能を高める働きあり、血糖値やコレステロール値の上昇を抑えるともいわれています。

風邪予防・コレステロール低下・動脈硬化予防などにおすすめです。

その他

生食はあくが強いので、ゆでたり炒めたりスープにするとよいでしょう。

ムチンを含む食材を複数組み合わせると一層効果的です。
モロヘイヤのネバネバとあわせてやまいもや納豆をあわせると効率的です。

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