たけのこ(タケノコ)の栄養・栄養素
タケノコは、竹の地下茎から出てくる若芽です。
鮮度が非常に大切で、掘りたてのものは生でも食べられますが、そうでないものは、茹でてあく抜きしてから調理します。
食物繊維が豊富で、腸の中からきれいにして便秘症状も改善してくれます。
高血圧の予防や改善に役立つカリウムも豊富です。カリウムは水に溶出して失われやすいミネラルですが、タケノコのカリウムは茹でてもあまり減らない特徴があります。
食用されるのは若芽であるタケノコですが、タケノコの皮には防腐効果があるので、おむすびなどを包むのに適しています。
独特のえぐみは山菜に共通するシュウ酸。ゆでたタケノコに見られる白い粉は、チロシンというアミノ酸です。
旬:4~5月
選ぶポイント:太めで短くずんぐりしたもの。根元の赤い粒々が小さくて少ないもの。
保存方法:早めにゆでる。ゆでたものは茹で汁か水につけて冷蔵。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
カリウム:520mg
ビタミンB2:0.11mg
ビタミンC:10mg
食物繊維:2.8g
カロリー 26kcal/100g
栄養と健康効果
タケノコは、体内の余分な塩分を排出し、高血圧の予防や改善に役立つカリウムを豊富に含んでいます。水に溶出し失われやすいカリウムですが、タケノコのカリウムは茹でてもあまり減らない特徴があります。
またタケノコは不溶性の食物繊維が多く、一回に食べる量も多いため、食物繊維を効率よく摂取でき、便通の改善や腸の健康を保つのに効果的です。
さらにコレステロールの吸収を防ぐため、動脈硬化の予防にも役立ちます。
高血圧予防・便秘解消などにおすすめです。
その他
【下ゆで方法】
先端は斜めに切り落とし、皮はむかずに縦に切り目を入れて、たっぷりの水からゆでます。
このとき、一握りのぬかと赤唐辛子2本を入れると、あくがよくぬけます。
根元に竹串が通るくらいになったら、火をとめ、茹で汁につけたままさまし、皮をむきます。
部位により硬さが違うので料理により使い分けます。
やわらかい穂先→酢のもの、あえ物など
歯ごたえのある中心→煮物、焼き物など
かたい根元→タケノコごはん、揚げ物など
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