こまつな(小松菜)の栄養・栄養素
小松菜は、鉄分やカルシウムをたっぷり含む緑黄色野菜。
特にカルシウムの量は牛乳並みで、野菜の中ではとびぬけています。
旬は、冬で、降り積もった雪の下でも青々としてかれることがありません。
寒さに強く霜が降りてさむくなるほど葉は軟らかく厚くなり、アクがぬけて甘くなります。
ホウレンソウなどに比べアクも少ないので、生のままや調理時間が短くてすむので、手軽に色々な料理に使えます。
旬:12~2月
選ぶポイント:緑色が濃い。葉が厚く茎は太いもの。みずみずしいもの。
保存方法:ポリ袋に入れ、根を下にして立てて野菜室へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
カルシウム:170mg
鉄:2.8mg
ビタミンA(β―カロテン):3100μg
ビタミンB2:0.13mg
ビタミンC:39mg
カロリー 14kcal/100g
栄養と健康効果
小松菜は他の野菜に比べカルシウムがとび抜けて多く含まれています。
カルシウムには骨や歯を丈夫にしたり、ストレスによるイライラを緩和する効果もあるといわれています。
骨粗鬆症予防に効果があるほか、成長期の子供に積極的に食べさせたい野菜です。
また、抗酸化作用の高いβ―カロテンやビタミンCを多く含み動脈硬化やガンなどの生活習慣病に効果があるほか、粘膜を強くし、風邪予防、美肌効果も期待できます。
このほか、貧血を防ぐ鉄分や利尿作用のあるカリウム、細胞の新陳代謝を促す亜鉛などのミネラルも多く含んでいます。
ガン予防、風邪予防、骨粗鬆症予防などにおすすめです。
その他
小松菜には、亜硝酸塩という成分が含まれています。
亜硝酸塩は、ハム、ソーセージ、オイルサーディン、たらこなど、アミンという成分を含む食品を組み合わせると発がん性物質を生成する恐れがあるといわれているので注意が必要です。
野菜の栄養素の一覧ページへ戻る