からしなの栄養・栄養素
種がカラシの原料となるからしなは、免疫力をアップするβ―カロテン、ビタミンを豊富に含む緑黄色野菜で、カリウム、鉄などのミネラルもたっぷり含みます。
カルシウムは、牛乳よりも多く含まれ、骨粗鬆症の予防に効果が期待できます。
ピリッとした辛みは、胃潰瘍などを予防するシニグリンからの生成物によるものです。
この他、葉酸も多く含まれています。
旬:2~4月
選ぶポイント:葉が緑で肉厚。葉先がピンとしているもの。
保存方法:湿った新聞紙にくるみ野菜室へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
カリウム:620mg
カルシウム:140mg
ビタミンA(β―カロテン):2800μg
葉酸:310mg
ビタミンC:64mg
カロリー 26kcal/100g
栄養と健康効果
からしなに豊富なβ―カロテン、ビタミンCは、免疫力をアップさせ、細胞の老化やがんの予防に役立ちます。
この他、鉄は貧血予防に、カルシウムは骨粗鬆症予防も期待できます。
葉酸は、新陳代謝や成長促進、赤血球の生成に欠かせない成分です。
100gで成人男女の一日の必要量の1.5倍も含むので、成長期の子供や妊婦、貧血気味のかた、飲酒が多い方におすすめの野菜です。
ピリッとした辛味はシニグリンからの生成物によるもので、胃液の分泌を促進して消化を促進し、胃潰瘍などを予防する働きがあります。
貧血予防、免疫力増強、骨粗鬆症予防におすすめです。
その他
からしなは繊維がかたいため、生で食べられることはありません。
下ゆでして漬物やお浸し、炒め物などにすることが多い野菜です。
脂溶性ビタミンであるβ―カロテンを多く含むので、油を使用する炒め物で吸収率を高めることができます。
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