ピーマンの栄養・栄養素
ピーマンは、とうがらしの仲間で、緑色は未熟果、赤は完熟果です。とうがらしの辛味成分カプサイシンはほとんど含まれていません。
ビタミン類が非常に多く、ビタミンCはトマトの約5倍も含みます。この他ビタミンEやβ―カロテン、食物繊維、葉緑素も豊富に含まれています。
旬:6~9月
品種:バナナピーマン、パプリカ、赤ピーマン
選ぶポイント:全体につやがあり色が均一。へたの緑が鮮やかなもの。
保存方法:冬は常温保存。夏はポリ袋に入れて野菜室へ。
主な栄養素とカロリー 100g当たり
カリウム:190mg
ビタミンA(β―カロテン):400μg
ビタミンC:76mg
カロリー 22kcal/100g
栄養と健康効果
ピーマンに特に多く含まれるビタミンCは細胞を丈夫にし、風邪の予防や夏バテ予防、肌のトラブルに役立ちます。
β―カロテンは活性酸素を取り除き、免疫力を高め、ガン予防にも効果的です。
ルチン(ビタミンP)は、ビタミンCの働きを助けて、毛細血管を丈夫にします。
葉緑素は不要なコレステロールを排出して、動脈硬化の予防に役立ちます。
夏バテ予防、風邪予防、肌荒れ予防、動脈硬化予防におすすめです。
その他
ピーマンに多く含まれるβ-カロテンは脂溶性ビタミンです。このため、吸収を高めるには油脂と組み合わせる調理法、例えば、炒めもの、揚げ物などがよいでしょう。
また本来、熱に弱く、加熱すると壊れてしまうビタミンCですが、ピーマンは果肉が厚いため調理によるビタミンの損失割合が少ないのが特徴です。
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