とうがらし(唐辛子)の栄養・栄養素
唐辛子は、辛くて少量しか食べられないため、栄養素よりも辛み成分であるカプサイシンが知られていますが、生の唐辛子にはビタミンCがたっぷり含まれています。
強い抗酸化作用をもつβ-カロテンやビタミンCが豊富に含まれています。
旬:赤8~10月、青7~9月
種類:ししとうがらし、万願寺とうがらし
選び方:色つやがよく、皮にハリのあるもの。
保存方法:生はポリ袋で野菜室へ。乾燥品は密閉し冷蔵庫で保存。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
鉄:2.0mg
ビタミンA(β―カロテン):6600μg
ビタミンB2:0.36mg
ビタミンC:120mg
カロリー 96kcal/100g
栄養と健康効果
唐辛子の辛み成分カプサイシンは、抗酸化作用のほか、新陳代謝を活発にし体脂肪を燃焼させる働きがあり、肥満の予防や改善に効果があります。これはカプサイシンが脳にある中枢神経を刺激してエネルギー代謝を高め、体脂肪を分解させやすくなるためと言われています。
カプサイシンの働きにより、毛細血管の血液循環がよくなり、冷え性、肩こり、むくみの解消にも効果があります。
また、カプサイシンは胃液の分泌も高めてくれます。
冷え性改善・食欲増進・肥満予防などに効果があります。
その他
唐辛子は、普通の料理では種を入れると辛すぎるため、種を除いて調理します。
炒める際は、先に油で炒め、辛みを油にうつしてから取り出す工夫も必要です。
一方、辛みの少ないししとうがらしや万願寺唐辛子は、種ごと食べられるので調理が簡単です。ただし、加熱すると破裂することがあるので数か所穴をあけておくと良いでしょう。
また、加熱時間が長いとビタミンCが失われるので、短時間の調理を心がけましょう。
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