おくら(オクラ)の栄養・栄養素
独特のぬめりと粘りがあるオクラ。
この成分は、ガラクタンやアラバン、ペクチンなどの食物繊維と、糖たんぱく質のムチンです。
これらのネバネバには、胃腸の保護、夏バテ予防、免疫力アップ、便秘解消など
体に嬉しい機能が豊富に含まれています。
旬:7~9月
保存方法:乾燥と低温に弱いので、ポリ袋に入れて野菜室へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
カルシウム:92㎎
ビタミンA(β―カロテン):670μg
ビタミンB1:0.09㎎
ビタミンC:11mg
食物繊維:5.0g
カロリー 30kcal/100g
栄養と健康効果
オクラは、食物繊維のほかβ―カロテンやビタミンCが豊富。
ビタミンB類やE、さらにカルシウムやマグネシウム、葉酸なども多く含み、体の免疫力アップや強い骨の維持に効果があります。
独特のぬめりのもとであるガラクタン、アラバン、ペクチンなどの食物繊維は、整腸作用や血糖値の急上昇を抑える働きがあります。
粘りのもう一つの成分である 糖タンパク質のムチンは、消化器の粘膜を覆って保護し、タンパク質の消化吸収を助ける効果があるほか、脂肪分、悪玉コレステロールの吸収を抑える効果もあります。
便秘、下痢、動脈硬化、糖尿病、疲労、倦怠感、夏バテ
などの症状におすすめです。
その他
オクラは、長時間ゆでると、栄養効果の高いネバネバ成分が減少してしまうので
生のままか、さっとゆでて使います。
ムチンは、水に溶ける性質があるので、スープやカレーなどの煮込み料理に使ってもよいでしょう。
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