口臭と胃

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口臭と胃

胃の中の臭いからも口臭が発生します。
ここでは口臭の原因となる胃の臭いについてお話します。

食べたものは口から入って、胃腸で消化され、肛門から便として排出されます。
つまり消化管は一本の管としてつながっています。

つまり胃の中で悪臭が発生していると、それが口の方まで戻ってきて、口臭となります。

しかし通常は胃で食べたものは、口の方まで戻ってくることはありません。
それは、胃の入り口のところに噴門という器官が存在しており、そこで胃の入口の部分をしっかりと締め付けているからです。

つまり胃の中のものは、腸の方へしか流れないような仕組みになっています。

しかし、次のような場合は胃が口臭の発生の原因になります。

1、ニオイの強いものを食べた場合
例えば、ニンニクを食べた後、げっぷをすると強い臭いが出てきます。
つまりニオイの強いものを食べた場合は、胃の中で臭いがたっぷりと充満していますので、それが「もどり臭」となって出てくることがあります。

2、噴門の締め付けが緩い場合
加齢や胃酸過多が原因で、噴門の締め付けが緩くなることがあります。
この場合、胃の中の臭いが逆流して口から出てくることがあります。

3、消化不良を起こしている場合
消化不良を起こしている場合は、胃の中に大量の食べ物(残渣と言います)が残っています。残渣が余りにも多くなると、圧がかかり、胃の内部の臭いが逆流してくる可能性があります。

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