牛肉
牛はヨーロッパ~西アジアに分布した原牛が進化、飼いならされたものが家畜化したとされています。牛肉は日本では明治時代以降、すき焼きやステーキとして食べられるようになりました。関西では牛肉の消費量が多く、ビーフカツなど独特の食文化があります。仙台では牛タンが有名です。
選ぶポイント:紅色の赤身でツヤがあるもの。脂肪は白か乳白色で、弾力と粘りがあるもの。
保存方法:ラップで密閉して、冷蔵または冷凍保存。
主な栄養素とカロリー
100g中(和牛肩ロース 脂身つき)
カロリー:411kcal
栄養素
たんぱく質:13.8g
脂質:37.4g
鉄:0.7mg
亜鉛:4.6mg
ビタミンB12などのB群
栄養と健康効果
たんぱく質→体の構成成分。必要なアミノ酸がバランスよく含まれています。
脂質→飽和脂肪酸が豊富なので、食べ過ぎには注意しましょう。
鉄→貧血予防。牛肉の鉄はヘム鉄で吸収率が高く、鉄の補給源として優れています。
亜鉛→酵素の成分。味覚を正常に保ちます。
カルニチン→余分な脂肪の分解を促進してエネルギーに変える働きがあり、ダイエット効果があります。
その他
牛肉の加熱は、柔らかい部位はさっと、かたい部位はじっくり煮込むのが基本。
『和牛』は品種名で黒毛和種、褐色和種、日本短角種、無角和種の4種です。
『国産牛』は生産地で、一番長く飼育された場所が日本という意味です。
和牛種は外国で育っても和牛、外国種でも日本で育てば国産牛です。