こんぶ(昆布)
海藻類。「喜ぶ」に通じる縁起物なのはよく知られています。語呂合わせではなく、栄養学的に体に大変良い食材です。旨みの成分はグルタミン酸。昆布の表面についている白い粉はグルタミン酸とマンニトールで、マンニトールは甘味成分です。上品で甘味のあるだしがとれる和食に欠かせない海藻です。
旬:7~9月
種類:真昆布 羅臼昆布 利尻昆布 日高昆布長昆布 細目昆布 がごめ昆布
選ぶポイント:よく乾燥していて肉厚で、香りがよく、緑褐色の艶やかな物。
保存方法:湿気を避け、乾燥したところに保存
主な栄養素とカロリー
1食分(3g)削り昆布
カロリー:3.5kcal
栄養素
カリウム:144mg
カルシウム:28mg
βカロテン当量:23µg
栄養と健康効果
特有のぬめりは食物繊維のアルギン酸。アルギン酸には、余分なコレステロールやナトリウムを排出する働きと、胃から小腸への食べ物の移動を遅くして、急激な血糖値上昇を防ぐ働きがあります。
新陳代謝を促す甲状腺ホルモンの生成に欠かせないヨウ素が豊富に含まれています。
ラミニンという血圧降下作用のあるアミノ酸も含んでいます。
その他
昆布は酢をふりかけるか、酢水にひたすと柔らかくなります。