そら豆(そらまめ)
未熟な豆を食べるそら豆は、初夏の一時期にしか出回らない旬を感じさせる豆です。
さやが空に向かって伸びるようにつくことから この名がつきました。
タンパク質や糖質、ビタミン類、ミネラルをバランスよく含む野菜で、お酒のお供にも最適です。
収穫した瞬間から栄養価が落ちるので新鮮なものを買い、すぐに調理すると良いでしょう。
旬:4~6月
選び方:さやの緑が鮮やかなもの。背筋が茶色いものは避ける。
保存方法:ポリ袋に入れ野菜室へ。早めに使う。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
タンパク質:10.9g
カリウム:440mg
鉄:2.3mg
ビタミンB1:0.30mg
食物繊維:2.6g
カロリー 108kcal/100g
栄養と健康効果
そら豆は、ビタミンB群が豊富です。
ビタミンB1は疲労回復に効果があり、ビタミンB2は粘膜や細胞を保護したり、過酸化脂質の生成を抑え動脈硬化を予防します。
ミネラルでは、カリウムが体内の余分な塩分を排出する効果があり、貧血を予防する鉄も多く含みます。
また、皮には腸内の環境を整える食物繊維や利尿作用のあるカリウムも豊富です。
皮ごと食べれば便秘解消にも役立ちます。
疲労回復・貧血予防・便秘解消などに効果があります。
その他
そら豆は、美味しいのは3日だけ…といわれほど、鮮度が大切な野菜です。
空気に触れると急速に味や色が落ちるので、できるだけ新鮮なものを早めに調理しましょう。
また、そら豆の皮には食物繊維が多く含まれています。料理には皮ごと利用できるスープもおすすめです。