ヨーグルト
ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を加えて発酵させた発酵乳製品です。ヨーグルトの始まりは、木桶や革袋に入れておいた乳に偶然入り込んだ乳酸菌によってできたものといわれています。腸内環境を整え、発酵によりカルシウムの吸収が牛乳より向上します。
保存方法:清潔な容器にいれ、冷蔵庫で保存。
主な栄養素とカロリー
全脂無糖100g中
カロリー:62kcal
たんぱく質:3.6g
カルシウム:120mg
ビタミンB2:0.14mg
栄養と健康効果
たんぱく質→体を作る主成分。牛乳がヨーグルトになると、たんぱく質の一部が乳酸菌によってアミノ酸やペプチドに分解されるので牛乳よりも消化吸収が良くなります。
カルシウム→骨や歯をつくります。乳酸菌で発酵する過程で牛乳中のたんぱく質が分解されると、カルシウムが乳酸と結びつき乳酸カルシウムになって、消化吸収しやすい形になります。
ビタミンB2→エネルギー代謝に必要。
その他
ヨーグルトを食べると、含まれている乳糖が腸内にいる乳酸菌のえさになり、腸内の乳酸菌の全体量を増やすことになります。腸内菌叢のバランスがよく、善玉菌が優勢であれば、免疫力も高まり、それらがつくり出す多量の有機酸(乳酸、酢酸)によって、腸内は酸性になります。その結果、酸性に弱い悪玉菌の増殖が抑えられ、腸内腐敗が防止されるのです。