アボガドの栄養・栄養素
アボガドは『森のバター』と呼ばれ、栄養価の高い果物です。甘みがほとんどなく、サラダやハンバーガーなどに利用されます。わさび醤油をつけるとお刺身のトロのような味がします。現在、国内で売られているアボカドのほとんどが輸入品です。
旬:通年(輸入品) 国内産(11~2月)
選ぶポイント:形がきれいで果皮に張りとツヤがあり、ヘタと果皮の間に隙間がないもの。完熟になると、色は黒くなる。
保存方法:皮が緑色のものは未熟なので、20度前後の場所で追熟させる。熟したアボカドはビニール袋で包み、冷蔵庫の野菜室で保存。
種類:ハス ベーコンなど
主な栄養素とカロリー
100g中
カロリー:187kcal
栄養素
カリウム:720mg
マグネシウム:33mg
リン:55mg
ビタミンE:3.3mg
ビタミンB6:0.32mg
葉酸:84µg
食物繊維:5.3g
栄養と健康効果
カリウムが含まれ、ナトリウムを排泄して高血圧予防に働きます。
マグネシウムとリンは、骨の形成に重要です。
ビタミンEは抗酸化作用があって、過酸化脂質から細胞を守ります。
ビタミンB6、葉酸は貧血予防、たんぱく質合成に働きます。
食物繊維は便秘予防に働きます。
不飽和脂肪酸のオレイン酸が多量に含まれ、血中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)だけを減らし、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やし、動脈硬化を予防します。
強い抗酸化作用のグルタチオンが、活性酸素を除去し発ガン物質を体外に排出します。
その他
レモン果汁をかけて食べると変色を防ぎ、ビタミンE+ビタミンCで抗酸化作用や美肌効果を高め、アボガドの脂肪の分解を助けます。