ぎんなん
いちょうの実。古くから中国や日本で、薬用、食用にされてきました。強壮の薬として、夜尿症、せき、たん、ぜんそくなどにも効果があるといわれています。
しかし、食べ過ぎると中毒を起こすことがあります。
旬:秋(10~11月)
選ぶポイント:殻の表面が白く、ツルツルしたものを選ぶ。振ったときにカラカラと音がするものは、中が未成熟の可能性があります。
保存方法:野菜保存袋に入れて、冷蔵庫で保存。
主な栄養素とカロリー
100g中
カロリー
187kcal
栄養素
炭水化物:38.5g
ビタミンC:23mg
β-カロテン:290µg
栄養と健康効果
ぎんなんに含まれているギンコライドは、血栓の生成を妨げる働きがあり、脳血栓や心筋梗塞の予防、ボケ防止に役立ちます。
メチルピリドキシンを含み、大量に食べると、中毒症状を起こす事があるそうです。 特に、体の解毒能力がまだ発達していない子供は、気を付けましょう。
その他
漢方では、滋養強壮、咳止め、喘息の改善に用いられています。膀胱をあたため、尿意を抑えるため夜尿症や頻尿の治療にも使われています。