うめ(ウメ、梅)
中国原産で、奈良時代に中国から伝わり、当初は観賞用でしたが鎌倉時代には梅干しとして食用されていたといわれています。日本人の食卓に欠かせない食物の1つで、梅干しや梅酒などさまざまな用途に加工でき、梅特有の酸味と香りを楽しみます。
旬:5~6月
選ぶポイント:皮に傷や斑点がなく、ふっくら丸みがあり、香りがよいもの。
保存方法:常温の冷暗所で保存。生食できないため、新鮮なうちに加工しましょう。
種類:南高 白加賀 小梅など
主な栄養素とカロリー
生100g中
カロリー:28kcal
栄養素
カリウム:240mg
β-カロテン当量:240µg
栄養と健康効果
カリウムはナトリウムを排泄し、利尿作用があります。
β-カロテンには抗酸化作用があります。
クエン酸・リンゴ酸・酒石酸が含まれ、疲労回復に効果があります。
梅果実の香気成分のひとつであるベンズアルデヒドが含まれ、殺菌・解毒作用があり、免疫力を強化します。
その他
梅の核には青酸配糖体のアミグダリンが含まれ、未熟な青梅を食べると腹痛をおこすことがあります。
梅に含まれる有機酸には殺菌効果があります。特にクエン酸の殺菌効果は高く、お弁当に梅干しを入れるのはそのためです。