にら(ニラ)の栄養・栄養素
ニラは、夏バテや疲れ気味のときに食べるスタミナ野菜として有名ですが、体を温めて、血の巡りをよくする働きがあります。
ニラの香り成分は硫化アリルの一種アリシンです。
アリシンは、にんにくなどにも含まれていて、血栓を予防し、疲労回復に役立つビタミンB1の吸収を高め、効果を維持する働きがあります。
ねぎ類と栄養価は似ていますが、ビタミンCやβ―カロテンを豊富に含むのが特徴で、強力な抗酸化作用が期待できます。
旬:11~3月
品種:花ニラ、黄ニラ
選ぶポイント:葉のツヤがよく肉厚で幅がひろい。切り口が新鮮なもの。
保存方法:新聞紙にくるんでポリ袋にいれ野菜室へ。
主な栄養素とカロリー
主な栄養素 100g当たり
ビタミンA(β―カロテン):3500μg
ビタミンE:2.5mg
ビタミンB1:0.06mg
ビタミンB2:0.13mg
ビタミンC:19mg
カロリー 21kcal/100g
栄養と健康効果
ニラの香り成分アリシンは、殺菌作用が強く、血栓を予防し、疲労回復に役立つビタミンB1の吸収を高め、その効果を維持する働きがあります。
ねぎ類と栄養価は似ていますが、β―カロテンやビタミンCを豊富に含み、抗酸化作用が強く、風邪予防なども期待できます。
また、妊娠初期に不足すると胎児の発育に影響を与えるといわれている葉酸も豊富です。
体を温め、内臓の働きも活発にする効果もあり、夏バテや、体調を崩しやすい方は定期的に食べるとよいでしょう。
疲労回復・夏バテ予防・風邪予防におすすめです。
その他
アリシンは、ビタミンB1の吸収を高める作用があるので、ビタミンB1を多く含む食材である豚肉、レバー、うなぎのかば焼きなどと組み合わせると効果的です。
食感を活かすには、加熱しすぎず調理の最後に加えるとよいでしょう。
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